「でどうするの?」
美城ちゃんがこっちをみてきた。





私、高橋まほこ初めて自分の意見を言った。



「んとね、まず書き込みと写真を撮ろう!」





「どんな?」
無表情で返す美城ちゃん。





「どこどこにいる!とかここで会いましょうとか!…どうかな?」



ちらっとおそるおそる美城ちゃんの方に顔むける





つまりSNSだ。






「良いと思うよ。写真ってこの中でとるわけじゃないよね?」
私の話に賛成してくれた





でも写真は確かにこのドームの中を撮っても意味がない






「ドームから出て撮ろう。で近くになにが建物があるとか書き込もう」
私はそれでどう?と目で合図した。






美城ちゃんはうなづいた。
「うん。ついでに武器の写真ものせたら?」






「へ?」
間抜けな返事だ。


「はぁ…ここに来るとき渡されたやつだよ」
呆れてる…


でも、


「確かに!載せるべきかも!」



「だよね」
腕を組みながら美城ちゃんはうなづいた。






ドォォオ!
遠くから何か落ちた音が聞こえた。