「うん」





「この中に隠れましょう」
公園にある鉄の小さなドームのなかにはいった。




やはり二人だと狭い。


「…」

「…」


無言。


「あのさ」


いきなり声かけられたからびっくりした


「な、何ですか?」



「あんたがいなかったら私死んでたかもしんない…で……」



「で?」
とっさに聞き返してしまった。


「…ありがと」