死を覚悟して目を閉じた。

ひゅるるっ……
え⁉︎
落ちた気のドンってなる衝撃がない。




恐る恐る目を開けた。
落ちるも何も浮いていた。




何これ⁉︎


よく見たら靴がひかっていた。
浮いている原因がわかった



靴底からものすごい強風が出てるし
足を動かしてみた。






やっぱり前進むし上下に進むことが可能だ。
もしかしたらあの高校まで飛んでいけるかもしれない…




私はそこに目がけてとんでいった。




もう少しでつく
途中雷がふってきた。

「きゃっ」

ギリギリのとこでかわした。



目の前、つまりあの高校の屋上でギラギラ光る沢山の雷が一人の『女子』にむかってふっていた。





目を手で押さえうずくまっている。
た、助けないと…



でもこわい…
私は臆病で誰かの後ろに隠れることしかできないけど





今はあの子を助けたい