「は、早くここから出よう!」
倉木君が大声を出した。

こんな大きな声が出るんだと驚いた。




「こっちきて!」
京が右のほうを指さした


「そっちよりこっちの方がいいから…」
倉木君は左側を指さした。



指さした後倉木君が走ったから皆んなでついて言った。




四人は持つもの持って急いで走った。

10分くらい走った。


「ふぅ…」
私は元々体力ある方ではないから疲れてきた。



それに高校ではあのメンバーといるようになって運動をする機会も減った。




まぁ、もうあのメンバーの中には戻ることはできないだろうけど…。





ガサガサッ__
上から音が聞こえる。


音に驚いて皆んな上を見た。




『あーああー、聞こえますかあ』

そう。私たちを閉じ込めた張本人だ。




「ああ。聞こえてるよ。」
尾ヶ崎君は返事をする。








『それはよかったです。』