クロイロキョウカイセン〜Be yourself!〜

「ふーん、どうもありがとう」
ちゃんとお礼は言えるんだ。




「うん!大丈夫だよ!少なくとも私は味方だから」
いひひと高橋は笑う
切なげで優しげな笑顔。



自信満々に言い放つ。




自信満々に言う割には笑顔は切ない。
矛盾が生じる。



『私は味方』




という言葉が頭の中に残る。



そうやって期待させとくだけさせる。
結局は自分の不利益になるなら捨てるのに。



憎くてたまらない相手のことを思い出してしまった。



私の最大の汚点。







皆んな私のことなんか捨てるんだ。






どいつもこいつも大っ嫌い



みーんな消えてしまえばいいのに。



いや、私が消えた方が良いか。





「もうすぐつきますよっ!!」
綺羅がまっすぐ指を指す。






キャンプ場にもうすぐ着く。





「チッ」
無意識に私は舌打ちをしていたのだ。