クロイロキョウカイセン〜Be yourself!〜

「…」
目を逸らされた。


倉木歩は黙って盾を前に出した。


「…いいってことですか?」
綺羅が恐る恐る聞く。




「…」
それでも倉木歩は黙っている。




「いいってことなんだろ」
尾ヶ崎らいは盾を持った。




綺羅は星河京しっかり走っても落ちないようにくっついた。



高橋、綺羅、星河、私は盾に隠れるように集ま
る。




ただ、倉木歩は盾の中には入ろうとせず、横に突っ立てる。