クロイロキョウカイセン〜Be yourself!〜

らいは自分の背負っていたリュックから取り出した。
「俺はハンマーだ。」




「そうなんだ。じゃあそっちは?」
私は倉木歩の方を見る。



「俺?俺は盾だよ」
背負っていた大きなリュックから取り出した
どうやら降りたたみ式みたいだ。





「その盾使えばキャンプ広場までたどりつけますよ!」
綺羅はさっきのくらい感じとは違い笑顔になった。






「え?なんで使わなきゃいけないの?」
倉木歩はきょとんとして綺羅を見る。



「…」
綺羅は下を向く
また暗い表情になった。






「そ、それを使えば上から降ってくる物を防げるからだよ」






星河京が助け船を出した。
緊張した声だ。





「あーそう言うことか!」
なるほど!と手を打つ。




はぁ…わざとらしい。



「じゃあ…お願いします。って頼んでよ。星河京くん?」
倉木歩は腕を組んで笑顔で星河の方をみた。