クロイロキョウカイセン〜Be yourself!〜

「お前さ、なんなの?」
尾ヶ崎らいは倉木歩に近づく。





「別にー何もないけど」
ヘラヘラ笑う倉木歩。






ガシッ…
「痛っ」
尾ヶ崎らいは倉木歩の髪を掴む。





その瞬間微かに動いていた足を皆止めた。





「言っていいことと悪いことがあるだろ!」
尾ヶ崎らい怒鳴った後で手を離した。

倉木歩は下を向いていた。





「チッ…」
倉木歩は顔を上げる。
とても鋭い目で尾ヶ崎らいを睨んだ。





「文句あんのかよ」
尾ヶ崎らいは睨み返した。




空気がすごく重い。
沈黙が続いた。




「…」
私はだんまり二人をみていたら




急に目の前が白くなった。






そして
バチッ!!!!!!!
という音が響いた。





「きゃっ」
綺羅が悲鳴をあける。





白い光は消えさっきと同じ景色に戻った。




「な、なに!?」
高橋は周りをキョロキョロと見る。