みんな起きたものの、アキラだけあまり喋らない。 ―あたしのせい? あたしなんかしたかな? 二日酔いかな?― どうすればいいのか分からなかったし、何て声をかけていいのかすら分からなかった。 池ちゃんは、 「んじゃーもうお昼だし解散するかぁ!」 とみんなに行った。 みんなで池ちゃんの家を出る。 池ちゃんの家は、家族がみんな出かけているのか静まりかえっている。 お昼。 太陽の位置が絶好調に高い。 アキラと池ちゃんは、道が分からない由衣とあたしを駅まで送ってくれるみたいだ。