「優ちゃん、寝る時に電気消せのー!」 池ちゃんが言った。 由衣と池ちゃんも、もうすっぽりベッドに入ってる。 ―あたしアキラの隣でいいのかなぁ、アキラ嫌じゃないかな… まぁ、寝てるみたいだしいっかぁ― 「電気消すねー!」 冷房が効いてキンキンに冷えた部屋の電気を消す。 ちょっと肌寒くなってきたあたしは、すぐに池ちゃんが出してくれてたタオルケットにくるまった。 しばらく横になるのをためらったけど、アキラの隣にあおむけになった。