ゆっくりと山道を登っていく。

気が逸る。

ここに連中が潜んでいる。

俺をこんな体にした、人間を人間とも思っていない下衆な連中。

機関…必ず全て炎に包み込んでやる。

この世に髪の毛一本残さないように、機関の痕跡は何もかも灰にしてやる。

それが俺という人間にこんな力を与えた、せめてもの罪滅ぼしだと思え…!