突如薙ぎ払われるように目前を走る真紅の炎。

その炎は大地を舐め取り、私達の目の前にいた1号をもその破壊の波に飲み込んでいった。

有無を言わせぬ、圧倒的な威力。

…その破壊の波の起点に。












「ようやく見つけたぞ、黛さん」










小山田君…覚醒者3号は立っていた。