雨の日は君と。~先輩の香り~《続編》






―――数日後



どんどん忙しくなる準備。

本当に李月君にしばらく会ってない
2週間くらい…

でも、今はあまり会いたくないかも。
日代ちゃんといい感じらしいし…


私は。

李月君が幸せならそれでいい


李月君の幸せが私といることじゃない
のなら、私は李月君から離れるよ


お弁当は私が朝早く来て李月君の机の上に置いてあって、帰りに私の靴箱に空になって返却されている

『ありがとう』というメッセージと一緒に

そういうとこ、李月君も律儀だなぁ


私の家には李月君の『ありがとう』
メッセージが束になって保管してある

…私の宝物なの。



「風和?手止まってるよ?」

美玲に声をかけられ、ハッとする