雨の日は君と。~先輩の香り~《続編》





屋上に連れてこられた私。

李月君って屋上好きだよね…



屋上にあるベンチに座ると、
李月君が沈黙を破った


「何やってたの?」

「何って…」


李月君のことについて聞いてもらってた
なんて、言えないし。

「ただ、話してただけだよ?」


「こんな格好で?」

李月君はそう言って私のスカートを
摘んでヒラヒラとさせる


こんな格好で…って。

「それは李月君が……!」


…李月君が日代ちゃんと
抱き合ってたから見せれなくて…


「俺が、何?」

冷たく私を見下ろす李月君