雨の日は君と。~先輩の香り~《続編》





星野君と見せる見せないで揉めていると
低い声が渡り廊下に響いた

この声は…


「李月君…」

「風和、行くよ」

「え…」


李月君に腕を引っ張られる

引かれるがまま付いていくけど
後ろを振り向くと星野君が
“頑張れ"と、口パクで言っていた