雨の日は君と。~先輩の香り~《続編》






「李月君…」


日代ちゃんが言う



あの先輩たちが言っていたことは
本当だったんだ

日代ちゃんも李月君って呼んでるんだ…



他には誰もいない教室。
李月君と日代ちゃんの二人きり。

二人の方が恋人らしい。


私は最近李月君と会ってなかったし…
いや、私が李月君を避けてたのかも…

こんなんじゃ、見捨てられて当然だよね





私は気付かれないようにその場を去った