雨の日は君と。~先輩の香り~《続編》






李月君が隣に来て同じように
画用紙を取っていく

その顔は不機嫌で。

何でだろう…?


李月君は何も喋らない。

気まずい沈黙にしびれを切らした私は
声をかけることにした


「ひ、久しぶりだねっ」


…あながち間違ってない

話すのは2週間ぶりだし。


「………」


無視、ですか…。

やっぱり李月君の気持ちは日代ちゃんにいってるんだって思ってしまう