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あの日から

わたしは、

いっちゃんを避けるようになってしまった。




いっちゃんに体を開く時間が

なくなるように

バイトも入れた。




いっちゃんには



「欲しいものがあるから。」



としか言ってない。




でも、本当の理由は

いっちゃんに触られたくないから。






いっちゃんの方は

わたしと触れ合えない分を

ほかの女の子で埋め始めた、らしい。




毎日、毎日

ちがう女の子と一緒にいるのを

見かけるし。






わたしたちの関係が

少しずつ壊れていくのを

わたしは感じていた。