「誰と言われましても…んー?…」

この男は私の質問に答えを腕を組んで考える。


にしても、イケメン?てか、かっこいいけど可愛い感じ…


身長は恐らく180前後、すらっとした体に、程よい筋肉がついたような身体。
ブラウンの髪色の彼。

彼は、答えを思いついたかのように、手のひらに拳をトンッと当てる。


「陽向さんのおとなりさん」

「は?…」


ますます意味が分からなくなった私は寝ていたのであろうベッドから出る。

ベッドの近くにあった全身鏡に視線を移す。
下着は来ているけども服は私のではない、白のだぼだぼのカラーシャツを下着の上から来て、シャツワンピースのようになっている。

「…意味わかんない」

この状況。


「うん、説明しますから。とりあえず、ここ来て下さい。陽向さん、コーヒーと紅茶どっちがいいですか?」


「え、あ、紅茶…」


私の名前を陽向さんと呼ぶ彼に導かれ、ソファーに座る。