「まぁ、そうねー。てか、新入生いっぱい来たねー」

そういいながら、汐莉もグラスのお酒を一口飲み、新入生がいるテーブルへと視線を向ける。

汐莉につられて、視線を移した先には可愛い系、大人系女子がわんさか誰かを囲んでいた。

「新入生ねぇ…だけど、明らかに、そうじゃない子も…いるよなぁ」


そう確信するには訳があった。
今回の新入生には、もともとイケメン?がいると学内で噂されていた。

そんな矢先に、私の同期がそのイケメン?をテニス部にスカウトしたらしい。