私も振り向こうとした瞬間。 「あず!」 秀ちゃんが再びこっちを向いた。 「絶対ぇ優勝してやる! ちゃんと見てろよ! 一秒たりとも見逃すんじゃねぇ!!」 「うん!!」 そして秀ちゃんの背中は次第に離れ、 見えなくなった。 たった数秒だけだったけど、 すっごく嬉しかった。