それから、いろんな公園を回っては 笑い合い、図書館で絵本を読んだりした。 あっという間に時間は過ぎた。 「最後に、行きたいところがあるんだ。」 何か、さっきまでとは違う感じがした。 着いた先は、、 「俺の秘密基地。」 “秘密基地”。 海沿いのボロ小屋。 「こんなボロだけどなぁ、 九歳の誕生日に見つけたんだ。」 “九歳の誕生日”。 バイクを始めた日。