おとぎ





「あずちゃん。おかえり。」

「ただいま!秀ちゃんは?」

おばさんは黙って首を横に振る。


結局、この日のうちに秀ちゃんは

目を覚まさなかった。


三日後の朝――

おばさんからの電話。

「秀一が目を覚ました!」

その知らせを聞いて、私は

すぐに病院へ向かった。