三月生まれの君へプレゼント


そんなことを考えていると、はた、と我に返る。


「ちょ、ちょっと待ってね!すぐに支度終わらせるからっ!」


私は急いで鞄に筆箱とノートを詰め込み始める。
私のバカ!ハル君待ってくれてるんじゃん!

ワタワタと焦る私に、ハル君は「ゆっくりでいいよ」と笑った。


……そんなこと言われても、ハル君に迷惑かけたくないもん。

ハル君を待たせたくない一心で、素早く支度を終わらせ、鞄を肩にかけた。


「待たせちゃってごめんね…」


出来る限り早く済ませたけれど、待たせたのは事実。

私はぺこりと頭を下げて謝る。