「うぅー…そうだけど…やっぱり寂しいもん…」 さっきから私と香織ちゃんが何を話しているのか。 ……それは明後日に迫った卒業式について。 その日に私の幼馴染、ハル君が卒業するんだけど それに私はショックを隠せなくて。 ウジウジしてたら、香織ちゃんに喝を入れられた……ってワケです。 「中学生の頃は、大丈夫だったんだけどな…」 一年間使い続けた消しゴムを見ながらそう呟く。 角が取れてまん丸な消しゴムとは真逆に、私の心はどこかチクチク棘がある。