三月生まれの君へプレゼント


「うぅー…そうだけど…やっぱり寂しいもん…」


さっきから私と香織ちゃんが何を話しているのか。


……それは明後日に迫った卒業式について。

その日に私の幼馴染、ハル君が卒業するんだけど
それに私はショックを隠せなくて。


ウジウジしてたら、香織ちゃんに喝を入れられた……ってワケです。


「中学生の頃は、大丈夫だったんだけどな…」


一年間使い続けた消しゴムを見ながらそう呟く。


角が取れてまん丸な消しゴムとは真逆に、私の心はどこかチクチク棘がある。