三月生まれの君へプレゼント


「……はいっ!」


そう言って、私はハル君に抱き着いた。


夢みたいだって思ったけど、ハル君の体温が現実だと教えてくれる。



二人で抱き合ったまま、何となく笑った。




「__あ、そうだ」


「どうしたの、陽菜ちゃん?」



「ハッピーバースデイ。
お誕生日おめでとう!ハル君」




……季節は、桜咲く春。
窓の外では、寄り添うように桜の花が二輪、咲いている。







3月生まれの君へプレゼント fin❀.*・゚