三月生まれの君へプレゼント


私からそう切り出した。

今の私は昨日みたいに悲しくなくて。

…今も寂しいけど、思い出を二人して話してたら漠然と〝大丈夫なんだ〟って思えた。


幼馴染だから。会いたくなったらいつでも会える。

こんな簡単なこと、私、忘れてた。


「ハル君の晴れ姿、見るために熱頑張って直すから!」


悲しいなんて思わないで、まずは精いっぱいのおめでとうを。

私はニッとハル君に笑いかけた。


「ありがとう。明日、立派なところを見せないとね」