三月生まれの君へプレゼント



「懐かしいね。こうやって喋るのは」


「小学生以来だね。あの時もハル君が看病してくれたっけ」


「あの時俺、心配で泣きそうだったなぁ」


「知ってる。ハル君、目が赤かったもん」



二人してクスクス笑い合う。

その後も昔話に花を咲かせて、沢山笑って。

寂しさとか、考えてたもやもやなんかを忘れて夢中で会話した。


ひとしきり笑って、ふ、と一息つく。

ハル君も私も何も話さない。でも、不思議と安心する。


「……明日、卒業式だね」