「懐かしいね。こうやって喋るのは」 「小学生以来だね。あの時もハル君が看病してくれたっけ」 「あの時俺、心配で泣きそうだったなぁ」 「知ってる。ハル君、目が赤かったもん」 二人してクスクス笑い合う。 その後も昔話に花を咲かせて、沢山笑って。 寂しさとか、考えてたもやもやなんかを忘れて夢中で会話した。 ひとしきり笑って、ふ、と一息つく。 ハル君も私も何も話さない。でも、不思議と安心する。 「……明日、卒業式だね」