三月生まれの君へプレゼント



「俺はさっき来たとこ。陽菜ちゃんが寝てからそんなに経ってないんじゃないかな」


「そっか。そういえば、ママとパパは…」


「二人とも仕事だって。急に仕事が入ったらしくて今は俺と陽菜ちゃんだけ。

あ、そうだ。お粥と薬、持ってくるから」


ゆっくりしてて、とハル君は言い残して私の部屋から出ていく。


彼が出ていったドアをボーっと眺めていると、スマホが鳴った。


「あ、香織ちゃん」


〝どうしたの今日?〟

そう文面には書かれていて。

今って授業中だよね?と内心思いつつポチポチと返信をする。