「俺はさっき来たとこ。陽菜ちゃんが寝てからそんなに経ってないんじゃないかな」 「そっか。そういえば、ママとパパは…」 「二人とも仕事だって。急に仕事が入ったらしくて今は俺と陽菜ちゃんだけ。 あ、そうだ。お粥と薬、持ってくるから」 ゆっくりしてて、とハル君は言い残して私の部屋から出ていく。 彼が出ていったドアをボーっと眺めていると、スマホが鳴った。 「あ、香織ちゃん」 〝どうしたの今日?〟 そう文面には書かれていて。 今って授業中だよね?と内心思いつつポチポチと返信をする。