三月生まれの君へプレゼント


………眠ってからどれくらい経ったろう。


ひやりと冷たい何かが頬に触れて、うっすらと目を開けた。



「__あ、起きた?おはよう陽菜ちゃん」


「んぅ……ハル君おはよ…う?」


色素の薄い、茶色の髪。目の前に何故だかハル君がいる。


まどろんでいた意識が、急激に覚醒する。


「はははははハル君っ!?」


え、どうして!?
目の前には何故だか制服姿のハル君が。

カーテンから差し込む光はまだ夕方とか夜のそれじゃない。


いつから、学校は、とか沢山の疑問が浮かぶけど、びっくりし過ぎて言葉にならない。


そんな私の言いたいことは全部お見通しだよ、と言う様にハル君はクツクツと喉を鳴らした。