………眠ってからどれくらい経ったろう。
ひやりと冷たい何かが頬に触れて、うっすらと目を開けた。
「__あ、起きた?おはよう陽菜ちゃん」
「んぅ……ハル君おはよ…う?」
色素の薄い、茶色の髪。目の前に何故だかハル君がいる。
まどろんでいた意識が、急激に覚醒する。
「はははははハル君っ!?」
え、どうして!?
目の前には何故だか制服姿のハル君が。
カーテンから差し込む光はまだ夕方とか夜のそれじゃない。
いつから、学校は、とか沢山の疑問が浮かぶけど、びっくりし過ぎて言葉にならない。
そんな私の言いたいことは全部お見通しだよ、と言う様にハル君はクツクツと喉を鳴らした。

