三月生まれの君へプレゼント



そんな事を考えていると、急にスマホの着信音が鳴った。


画面をタップすると、ショートヘアが似合うあの子だった。



『あー、もしもし……「っっ香織ぢゃぁぁぁあん!!!!!!!!」


『うっわ!びっくりした……ってなんで泣いてるのよ!!!?』


……香織ちゃんが焦ってる。珍しいなぁ……

そんな他人事みたいに感じながらも、
しっかりと芯の通った声に、私はいつの間にか嗚咽を漏らしていた。


『あぁもう!とりあえず今から陽菜の家行くから!ちょっと待ってなさい!!!』