隣の席の瀧くん





「ふふふふふふふふふふふ」


「花キモい」


そんな事言われてもいいもーん。

あぁ、なんて幸せなんだろう。



遊園地OKしてくれ、
一緒に行くことに誘われ、
電話番号も交換できて、



「死んでもいい…」


「バカか。でも瀧くんが一緒に行ってくれるとはねー、バッサリ断られるかと思ってた。花に結構心許してんのね」


「そうなのかなー?」


「だって教室でのあの感じみてよ?花から聞く瀧くんと想像付かないわ」



あたしと杏は2人で教室のベランダから教室を眺める。


確かに瀧くんは1人でまた難しい本を読んでいる。




「花、明日楽しみだね」


「うんっ、すっごくね!!」




って張り切ったはいいけど、