次の日ーー。 隣に瀧くんはいない。って事は、図書室なのかも。 今日誘う今日誘う今日誘う 今日誘う今日誘う今日誘う 杏のチケット代を無駄にしてはいかん。 図書室に向かうとやっぱりいた。 「瀧くん…」 「あ、一ノ瀬さんどうしました?」 キュン… 座っている瀧くんに対して立っているあたしを上目遣いでチラッと見る。 可愛い… そんな姿にキュンとしてしまう。 「あのね、話しがあって…」 がんばれ、がんばるんだ花。