そのまま、悠人くんについて行く。



「ねぇ……どこ行くの?」



電車に乗ってまで…

なんだか凄く遠い所に連れていかれる気がしてたまらんのですが…




「だから内緒です」



教えてくれない。




電車を降りる、そこはとてものどかでとても自然豊かな場所だった。


駅は無人駅で、誰もいない。


周りは緑で覆われていて、都会と違ってとても綺麗な空気だ。




「ついて来て」



あたしは きゅっ と手を握る。



「大丈夫、前みたいに暗いとこじゃないので。」






ニコッ と微笑む。