あたしがそう言うと、今度は手を握り、歩き出す。
「心配ですね〜、花の事だからまた隙を狙ってキスされそうです」
「な!そんな事ないよ!!」
「はぁ…どうだか」
「あたしを信じて!悠人くん!」
トン と胸に拳を当てる。
「うん、信じてる」
そう言って、あたしの頭を撫でた。
「今日は、僕について来て下さいね。どこに行くかとかは内緒です」
「え〜!またそれ?!
前の放課後デートも内緒だったじゃん」
「花はリアクションがいいので。
その方が面白いでしょ?」
「じゃあノーリアクションしよっと」
「絶対無理」
「がびーん…」
「ははっ、なんだよそれ。がびーん、ってハッキリ口で言う?」
珍しくツボにハマったみたいで横でクククと笑っている。
…可愛い。
タメ口&爆笑姿…GAP…
なんなんだ…

