「あ、そうだ。壮ちゃんも滝くんのお友達だったりするの?」 お母さんがサラッと壮ちゃんに質問する。 「んー。友達ではないけど…あいつクラスでは結構静かで珍しい奴だよ」 「あら〜物静かな男子いいじゃな〜い」 「地味っすよ、地味」 なっ! 「ちょっと壮ちゃん!地味はないよ!静かなの!同級生より大人なだけなの」 って言いながら、あたしも初期の頃は地味男とか言ってました、ね。 すると、 ピンポーン と、インターホンが鳴った。 は! 「悠人くんだっ!」