席につくやすぐ杏に相談した。 「はぁ…あんたね、それで瀧くんが伊藤さんとこに行くとでも思ってんの?」 後ろの2人に気づかれないよう小声で話す。 「だって…不安なんだもん」 「ちゃんと瀧くんを信じなよ。 あんただって、同じ思い瀧くんにさせてるかもしれないんだよ?」 「壮….ちゃんのこと?」 そう聞くとコクリと頷く杏。 「……ちゃんと、夜に悠人くんと話してくる。」 逃げてちゃダメだ。