あっという間に放課後になり、
瀧くん家に
「着いてしまった…」
どどどうしよう…なんかめちゃめちゃ緊張してきた。
先生に理由こじつけて場所教えてもらい着いた瀧くん家。
きれいな一軒家だ。
せっかく来たんだし…
えええええええいっっ
インターホン押しちゃえー!!
と手を伸ばした時、
「 あれ? 何かご用かしら?」
後ろから声がしたので振り返ると、きれいな女の人がビニール袋を持って立っていた。
きっと、お母さんだ。
「あっ、あの…あたし瀧くんのクラスメイトでお見舞いに来ました」
「あら〜っ、そうだったの?
わたし、悠人の母です。
あの子にこんな可愛いお友達がいたなんてね。どうぞっ」
瀧くんとは違ってとても明るくて可愛いお母さんだ。

