「何で熱なんか…、
瀧くん風邪引かなさそうなのに」
「…僕もよく分かりません。
…きっと、一ノ瀬さんの せいです」
ガーーーーーンン…
あたしのせいって…嫌われてるのかな、あたし…
「一ノ瀬さんに…あんなことしてしまってずっと家で悩んでたんです。
全然寝れなくて、一ノ瀬さんに引かれたと思って、ご飯もなかなか口にできなかったんです。
…女子みたいで気持ち悪いですよね」
….え?
これって…自惚れてもいいのーーー?
あたしは キュ っと、瀧くんの袖を掴む。
「え、一ノ瀬さん?」
「…瀧くんのバカ。
土曜日は、叫んだりしてごめんね….」
私の、身体は自然と
「えーーー…?」
今度は、あたしから瀧くんの頬に口づけたーー。

