隣の席の瀧くん






「一ノ瀬さん?」


「はっ!!た、瀧くん…」




あたしのために水を買ってきてくれた瀧くん。



「はい」とあたしに差し出す。



「ありがとう…」


「あれ?皆さんは?」


「2人共トイレに行っちゃった。
多分もう戻るはずだけど…」




どうしよう…和が戻ってきたらあたし今まで通り和に接することできるかな…




「一ノ瀬さん、どうかしました?」



瀧くんがあたしを下から覗き込むように顔を近づく。




「…….っ、たき、くん…ち、近いです………」


「あ….ごめんなさい」




すぐ離れた。