お父さん それだけは!やめ

言い終わる前に女王は言った。
女王 何か私に文句でもあるのですか?
そこの子供、こちらへおいで。

「親を助けてくれますか?」

女王 あぁお前が私の奴隷になってくれるならいいでしょう。

お母さん ロア、行かないで!あなたは行き方を選んでいいのよ。外にでて自由に生きてほしい私達の願いよ。

僕は…これ以上お母さんたちを苦しめたくない。僕が奴隷になる事で2人が助かるなら!

「…それなら僕は女王様の奴隷になります」

女王 ならば私のもとへ来い

そう言われ僕はお母さんの手を離し女王の目まで歩いた。

女王 私の奴隷になれて光栄だと思え

「…はい。それじゃあ両親を開放して…」

言い終わる前にパンッ!っていう銃声が後から聞こえ後を見る。
振り返る瞬間に火薬の匂いがして視線を下にすると両親が胸からたくさんの血を出して床は真っ赤に染まっていた。
怒りと悲しみが交差しながら女王を見た。

「殺さないって言ったじゃないか!!」

女王は笑いながら
女王 殺さないとは言ってない。私はこの奴隷という人生から助けてやると言ったんだ。よかったな、助けられて。

僕はその時から黒の奴隷になった。そして、家族を失った。
残っているのはお母さんの外の世界で自由に生きてほしい。の1言だった。




おまけ

主人公

ロア・ラ・バレル
性別 男
年齢 15
髪色 黒
目の色 水色
身長 159
見た目が変わってることから女王に気にいられる。


?質問?
・ロアの見た目が変わってると言われる理由。

この国の人は皆、金髪に茶色い目だから。

・黒の奴隷はロイの黒髪からきている。