ずっとこの手を離さないで。

藍翔は肉じゃがを食べたら、満足して帰って行った。

…ベランダから。

「せめて玄関使ってくれないかなぁ…」

文句をぶつぶつと呟きながらお皿を洗い、部屋に戻った。

スマホを見ると、LINEが来ていた。


『ねぇ心結、汐音に言って?汐音、そんなに頼りないかなぁ…』


ん…私は汐音先輩を信頼してる。1番仲のいい先輩だし、

優しくしてくれる。でも、言ってどうなるのかがわからない。怖い。