―――― 金髪の〝彼〟と出会った日から2年 「えーーーみーーー!!」 桜が蕾を開き始める3月中旬 「今行くよ。」 私達は中学を卒業しました。 そして4月から高校生です。 この時の私の脳みそにはあの日出会った〝彼〟の存在などなかったのです。 「咲実?」 私の幼馴染み達が私の元に来る。 「ううん。なんでもないよ。」 そう、この時は―――― ――――