「それで。その女の子はまだ小さかったから....って葉月聞いてる?」

『えっあ、ごめん。きいてるきいてる』

「まったく~~。」

『そのお話が、どうかしたの?』

「小さいころにお母さんから聞いて、すごく私が好きなお話だったみたいなんだけど..」

「その女の子まだ小さかったのにお父さんがなくなってからの続編が書かれてなくて未完成で終わってるんだよね」


『飽きちゃったんじゃない?』


「飽きやすいのは葉月でしょ~」

『じゃあ楓が続き考えたらいいじゃん』

「私が?」

『ないものは作ってしまえホトトギスってね!』

「意味わからん」

『あはは もう少し話してたいけど私今日塾だからそろそろ行くね』

「は~い。ばいばい」

『ばいばい~』