「はぁ、はぁ、はぁ……玲央!!」 イヤホンで音楽を聴きながら歩く玲央の後ろ姿はその辺の男の人の数千倍……いや、数億倍は美しい。 さすが玲央、あたしの幼なじみ!! 「って玲央~!!」 ひとりで妄想している間に彼の美しい背中はどんどん遠くに… 「うるさい、近所迷惑」 「やっと会話成立したね!!今日は玲央が朝から話してくれた記念日だ」 スケジュール帳にハートマークで書いておこう!!