「もうすぐ、期末だよ?」
「いいじゃん!今日ぐらい」
帰り、家で勉強するため、バッグに教科書を詰めていたら、さえに映画を観に行こうと連れ出された。
そして、何故か小瀧もいる。
「なんで、コイツもいるわけ?」
隣を歩く小瀧に、聞こえないように小声で話す。
「話したら、俺も観たいって言ったから」
小声で話してるのに、さえは本人に普通に聞こえる大きさで話すから、少し焦る。
「じゃあ、2人で観に行けばいいじゃんか!」
「あたしは、かれしがいるし?小瀧と2人っきりで映画行ったら、浮気になっちゃうもん」
チッと、心の中で舌打ちをした。
いいように使われてるよね。
そりゃ、私がいれば浮気じゃないよね。
