「そんなに積極的なら、神山さんも気づいてるんじゃない?」
どんな感じに、その女の人に対応してるの?と聞かれ、昨日の神山さんと佐々木さんを思い出す。
「どんなって・・・。ん~、曖昧でわかんないな」
普通に愛想よくしてたし、嫌ってる感じでは全然なかった。
「なんだそれ・・・。その人、可愛いの?」
「可愛いよ・・・。すっごくね」
机に「あー」と声を吐き出して、項垂れるように頬をつけ、窓の外の晴れ渡る青空を見上げた。
誰にも、取られたくないよ・・・。
駅のホームで、神山さんとちゃんと話したとき、やっぱり好きだなって、改めて確信したんだ。
素敵で、いい人だったから・・・。
昨日よりも、もっと神山さんを好きになってる。
