「すごいじゃない」
「まあね」
神山さんが、私のことを知っていたことを早速学校に来て、テスト勉強をしているさえに報告した。
「付き合える日も、近かったりしてー」
ちょっと、調子に乗ってみたり・・・。
頭の中で、神山さんと付き合ってる妄想をする。
「どこぞの世界にそんな間抜けな女、好きになるんだ?」
「う、うるさいな!盗み聞きしないでくれる?」
さえとの会話に、割って入ってくるのは、言うまでもない。隣の席の小瀧だ。
寝てたんじゃないのか!
「お前の声がでかいんだよ」
興奮してんだから、仕方ないじゃないか、と言いたい所だが、口で勝てる相手じゃないからな・・・。
「それは、すみませんでした」
素直に謝って、小声でさえに、昨日の続きを話す・・・。