あの日。

今日は何かと充実した1日だったなー。

そうだ、今日から日記つけるんだった。

スマホを取り出し、日記のアプリを起動させる。

今、流行りの日記をシェアするアプリがある。

それはあのツイ〇ターとかイ〇ス〇グ〇ムじゃなくて、正真正銘の日記シェアアプリだ。

その日1日にあったことを1回だけしか投稿できなくなっているアプリだ。

今、女子中高大生から多くの支持を集めてるらしい。

私はアプリを1週間前に入れて登録設定まではしたけど、投稿するのは学校が始まった日からと決めていた。

今日、投稿することは、学校の入学式があったこととクラスの男の子2人とバンドを組むことになって、今もメンバーを集めてるということだ。

そんなことを書いてるともう最寄り駅に着いた。

行きはハルと2人で歩いていったけど帰りは電車だった。

その理由は、ハンバーガーショップから家までがかなり遠いからだ。

そもそも、学校からハンバーガーショップまでが遠くてその間に駅がないからだ。

改札を出て、家への帰路につく。

1人で歩いてる間、ずっとバンド名のことを考えてた。

今集まったのは、私にナツにフユ。

それぞれ季節の漢字が入っている。

じゃあ[#4SEASONZ]なんかどうだろうか。

なかなか、カッコイイと自分で決めたけど思う。

まあ、保留にしとこう。

そんなことを考えてたら、あっという間に家に着いた。

駅から家はびっくりするほど近いのに、次の駅はびっくりするほど遠い。

かなり不便な所に住んでるもんだな。と改めて思った。

家に帰ると、ハルが家に来ていた。

それは、玄関に置いてあった靴ですぐ分かった。

まぁ、いいかと思って、そのままリビングに入った。


「ただいまー。」


「あ、おかえりー」


今日はお父さんとお母さん、2人ともが居た。

お母さんは、妊娠した時にもう芸能界を引退したけれど、お父さんはまだ芸能界で音楽は辞めたけど、タレントとして働いている。

いつもは、忙しくて家にも全く居ないのに、今日は珍しく休みなのだろうか、家にいた。


「ハルくん来てるよ。」


お母さんが言った。


「うん。知ってる。玄関の靴で分かった。」


「いつもの所に居るよ。」


「分かった。」


リビングを出てハルの居る場所に行く。

いつもの場所とは、スタジオのことだ。

私たちは遊ぶと言ったら音楽しかなかった。