別れた先に恋がある!?

由梨は、早く帰りたいのか、短く

「帰ろ。」
と言ってきた。私は由梨の気持ちが痛いほどわかったけど、いつも通りに、

「はいはい。
と言ってついていった。

私は正直由梨を尊敬した。だって、こんな状態の中で、放課後までいるなんて、私には無理。精神持たないもん。やっぱ、自慢の親友だよ。そう思っていると、急に幸也が、

「もう帰んのか?」
と言ってきた